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2016年01月02日

その四、シマ恒例、無限に出てくる『お土産』

すっかり元の笑顔を取り戻した琴音。外も暗くなってきたし、そろそろ帰ることに。

その四、シマ恒例、無限に出てくる『お土産』


「じゃあこれ持っていかんば」

誰からともなく、おばたちは残った料理を次々とビニール袋に入れ始めます。そう、残ったごちそうはお土産として持たせてくれるのです。

「冷蔵庫に○○もあるよー」
「冷凍もんでよければ△△持たせようかい?」


冷蔵庫や冷凍庫にしまってあるものまで取り出して、軽く2~3食分くらいの食料を手渡してくれました。

「あとは何があったかい?」

「もう大丈夫よー。こんなにたくさんありがとう!」


その四、シマ恒例、無限に出てくる『お土産』


「どうもありがとうーーーーーーー!また来るねーー」
嬉しさのあまり、踊る琴音。

その四、シマ恒例、無限に出てくる『お土産』


琴音たちが見えなくなるまで、いつまでもいつまでも手を振って見送るおばたち。
失恋の傷がすっかり癒えたわけではないけれど、心の中にあったかい思いが満ちていました。








ライター:泥ぬ マコ(どろぬ・まこ)


その四、シマ恒例、無限に出てくる『お土産』フリーランスのライター・編集者。
取材・記事作成・編集の他にも企画・構成・LP作成などWEBや紙媒体で仕事しています。
泥ぬマコ運営ブログ→泥ろぐ http://doronumako.com/




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Posted by あまみのシマ時間キット at 18:00│Comments(0)奄美のおばとゆらいの時
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