2016年01月02日
その三、照れながら…世代を超えての恋愛談義
照れながら…世代を超えての恋愛談義
「実は私、失恋しちゃったんですよ。」


「はげ、失恋したっち?大丈夫よー」
優しくなぐさめてくれるおばたちに、琴音は聞いてみました。
「おばたちの若いころは、どんな恋愛をしてたの?」
「はげ、恋愛話なんち恥ずかしいやー」

頬を染めるおばたち。
「私なんかの頃は、選べんかったよー」
「でもやっぱり、嫌だと思わず気に入ったから結婚したよ私は」
「いやいや、それでも親に言われたら口答えなんちできんよー」
照れながらも、昔の様子を語ってくれました。
恋愛談義に花が咲いてきた!と思ったのも束の間、
「それにしてもあんたは子供のころは痩せてたのに肥えたねー」
「わたしなんか、あんたがこーんな小さいときから見てるけど……」
と、危機感の足りない小次郎氏の体型を案ずるおばたち。
同じ集落、同じような顔ぶれで、昔話などをかたりながらいつでも大盛り上がり。
集落の人やできごとに関しては、誰もがみんな全部を知っています。そして子供は、集落みんなで育てている、みんなの宝という思いであたたかく見守られているんです。
※この物語はほぼノンフィクションです。ところどころ、大人の事情が挟まれていますがご了承ください。
フリーランスのライター・編集者。
取材・記事作成・編集の他にも企画・構成・LP作成などWEBや紙媒体で仕事しています。
泥ぬマコ運営ブログ→泥ろぐ http://doronumako.com/
「実は私、失恋しちゃったんですよ。」


「はげ、失恋したっち?大丈夫よー」
優しくなぐさめてくれるおばたちに、琴音は聞いてみました。
「おばたちの若いころは、どんな恋愛をしてたの?」
「はげ、恋愛話なんち恥ずかしいやー」

頬を染めるおばたち。
「私なんかの頃は、選べんかったよー」
「でもやっぱり、嫌だと思わず気に入ったから結婚したよ私は」
「いやいや、それでも親に言われたら口答えなんちできんよー」
照れながらも、昔の様子を語ってくれました。
恋愛談義に花が咲いてきた!と思ったのも束の間、
「それにしてもあんたは子供のころは痩せてたのに肥えたねー」
「わたしなんか、あんたがこーんな小さいときから見てるけど……」
と、危機感の足りない小次郎氏の体型を案ずるおばたち。
同じ集落、同じような顔ぶれで、昔話などをかたりながらいつでも大盛り上がり。
集落の人やできごとに関しては、誰もがみんな全部を知っています。そして子供は、集落みんなで育てている、みんなの宝という思いであたたかく見守られているんです。
次回、「その四、シマ恒例、無限に出てくる『お土産』」に続く >>>
※この物語はほぼノンフィクションです。ところどころ、大人の事情が挟まれていますがご了承ください。
ライター:泥ぬ マコ(どろぬ・まこ)

取材・記事作成・編集の他にも企画・構成・LP作成などWEBや紙媒体で仕事しています。
泥ぬマコ運営ブログ→泥ろぐ http://doronumako.com/
Posted by あまみのシマ時間キット at 12:00│Comments(0)
│奄美のおばとゆらいの時
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